2015年1月11日日曜日

春よ来い

冷え込みは緩いけど暴風雪のあった、このお正月といえば、昨年来のボブ・ディラン(Bob Dylan)&ザ・バンド(The Band)のブートレッグ・シリーズ第11集『ザ・ベースメント・テープス』、中でも「アイ・シャル・ビー・リリースト」や「ユー・エイント・ゴーイン・ノーホエア(どこにも行けない)」の入った3枚目のディスクから抜けられない状況が続きつつも普段より、録画TV番組をまま観る機会が増えた。NHK‐BSのけっこう新しい番組なのか「名盤ドキュメント」で年末放映の「はっぴいえんど『風街ろまん』」はっぴえんど、10代から20代のころは、ライブ音源や岡林信康とのジョイントを含めよく聴いていたが、この誉れ高きアルバムはタイミングを逸してコレクションしていなかった。
メンバーのその後の活躍がトレンドとして一般に知られるようになった現在にして、日本語ロックを追求・創始した「伝説のロックバンド」との形容は、カウンター・カルチャーの系譜にあった彼らの仕事を端的に表していることには違いない。個人史としては、しばらく彼らの情報から遠ざかっていたこともあり、かなりの程度に面白くこの番組を観ることができ、新年早々の成果であった。
何と、細野晴臣氏の嗜好、ニール・ヤング(Neil Young)が在籍していたバッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)であったとは!氏いわく、サウンドに「サムシング・エルス」だそう、、、、未だ解読の余地ありだな。『風街ろまん』(1971年)、バッファロー・スプリングフィールドは友人遺品にあっただろうか、、、