2021年1月11日月曜日

「アメリカ万才」

長い中断を経て再開。トランプ大統領支持派による去る6日に米国・連邦議会議事堂への乱入・占拠が報じられた経過報道で思い起こしたのは、「古き良き映画」カテゴリーに入るのか、「スミス都へ行く」(1939)、「群衆」(1941)、あるいは「オペラハウス」(1936)などのフランク・キャプラ監督作品。政治家と政治屋、踊らされ揺れ動く人々、インターネットインフラではないもののメディアの増幅と、民主主義の意味の卑近な問いかけの構図は、ほぼ描かれている。 また、現在の感覚からは「良き」映画ではないかも知れないものの、ハーバート・ロス監督の「アメリカ万才」(1984)も同様の感。主演のゴールディ・ホーンが演じた、首都ワシントンのホステスのような市民の政治的な覚醒を期待したいところですが。

2016年10月14日金曜日

ボブ・ディランにノーベル文学賞だって!?

ボブ・ディランにノーベル文学賞だって!?このブログの視点から何か整理しておきたいタイミングであり。北米=西洋史の遺産としてのバラッドの本歌取り継承者、民衆音楽の咀嚼・翻案家。フォークリバイバル期の若き躍動感が好きだな。時代が求めていた「トピカルソング」を含めて。
もう少し考えてみよう。

2016年9月4日日曜日

♪ハートエイクス・バイ・ザ・ナンバー

同居はしていない父親のお世話(介護)に通う道すがら、モチベーション維持に即してカーオーディオでヘビーローテーションする楽曲の一つである「ハートエイクス・バイ・ザ・ナンバー」。まさに
カントリー・ゴールド、わが国の昭和の歌謡曲に相応する。歌としては切ない話なんだろうけど、どうしてか、メロディーラインやパフォーマンスは陽気に傾いて、その妙なバランスのためか、自らの境遇に照らして応援歌と感じて、口ずさんでしまう。
マルチナ・マクブライドの『タイムレス』(2005)にはレイ・プライスをオリジナルとしているとあったが、カントリー・シーンのシンガー・ソング・ライターで大御所といえるハーラン・ハワードの代表作。マクブライドはドワイト・ヨーカムを、『ザ・リスト』(2009)のロザンヌ・キャッシュはエルヴィス・コステロをフューチャーした録音は、男女掛け合いのジョイント・パフォーマンスが楽しめる。ヨーカムのコーラスはセクシーに、コステロのギターはベタなメロディーラインであるからこそのカッコよい味わいが。

2016年7月29日金曜日

どこにも行けない!?~介護生活なのか?

もう、1年は経過していなものの、同居はしていない80代半ばを超した父親の変調に対応を追われ、これが「先の見えない介護生活なのか」。傍ら、モチベーション維持のためカントリー・ミュージック系のアルバムのセレクションしたカー・オーディオで自らを鼓舞することに。
ニッティ・グリッティ・ダート・バンド(Nitty Gritty Dirt Band)の『永遠の絆(ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン)』のボリュームⅡ(1989年)収載、ジョン・ハイアット(John Hiatt)作で自身とロザンヌ・キャッシュ(Rosanne Cash)のジョイントで「ワン・ステップ・オーバー・ザ・ライン」、ボブ・ディラン(Bob Dylan)作でロジャー・マッギン(Roger McGuinn)がリードの「ユー・エイント・ゴーイング・ノーホエア」の下りが応援歌に、ヘビー・ローテーションし続ける。

2016年3月28日月曜日

♪ホエン・ゼイ・リング・ゾーズ・ゴールデン・ベルズ

サークル・ビー・アンブロークン気分を経て、最近のヘビー・ローテーションは、エミルウ・ハリス(Emmylou Harris)のアルバム『エンジェル・バンド』(1987年)から(♪エンジェル・バンド、2013/05/2)エンディングのトラッド、「ホエン・ゼイ・リング・ゾーズ・ゴールデン・ベルズ」。もっとものアルバム自体を繰り返し流しているのだが。
「ホエン・ゼイ・リング・ゾーズ・ゴールデン・ベルズ」、耳には馴染んでしまったのだが、マイ・ストックなど他の録音は思い当たらなかった。ロレッタ・リン(Loretta Lynn)も歌っている?このアルバムはエミルウパティ・ラブレス(Patty Loveles)の夫のエモリー・ゴールディ・ジュニア(Emory Gordy, Jr.)の共同プロデュースで、何故かこの楽曲のみエモリー&パティ夫妻のアレンジとなっている。パティの参加はないけどね。

2016年1月27日水曜日

『アンブロークン・サークル』

ちょうど、1週間前に90歳を数えた母が亡くなって、ようよう一人の時間が取れるようになったころから、邦盤仕様でコレクションしていたトリビュート盤の『アンブロークン・サークル カーター・ファミリーの遺産』(2004年)をローテーションする。16のトラック、名演ぞろい。母の葬送はジューン・カーター・キャッシュ(June Carter Cash)の「永遠の絆(Will the Circle Be Unbroken)」にて。「母の教え(Hold Fast To The Right)」っていうのもあり、ことらはジューン with ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)。
あるいは、ホワイツ(The Whites) with リッキー・スキャッグス(Ricky Scaggs)のは「天国での再会(Will My Mother Know Me There ?)」だしね。A.P.&サラ(Sara)のほうのカーター夫妻の子息であるジャネット(Janette)&ジョー・カーター(Joe Carter)は「幼な子モーゼ(Little Moses)」、エミルウ・ハリス(Emmylou Harris) with ピーソール・シスターズ(The Peasall Sisters)の「湖上のイエス(On The Sea Of Galilee)」、シェリル・クロウ(Sheryl Crow)の「天国の暮らし(No Depression)」とかね、ヒムというのかカントリー・ゴスペルに満ちた構成が慰めとしてもフィットしてしまった。
主としてカントリー・フォーク畑の豊かなで確かなパフォーマンスを提供してくれるた参加ミュージシャンの面々にも改めて関心と感心。


2015年12月31日木曜日

アフターのクリスマス・ソング

わが国ではクリスマス・ソングが街角に流れていて、人々がクリスマス気分なのは、12月25日当日まで。たぶんこれはキリスト教文化ベースの国々とは違っているのではと推測される。通例の分類によるクリスマス・ソングもジーザス・クライスト生誕にまつわる讃美歌が中核なのでしょうが、クリスマス・イブから新年にかけてのホリディ休日や冬シーズンをコンセプトにした楽曲も多々クリスマス・アルバムには収録されているしね。
讃美歌対比では随分と「イスラム」を標榜したテロリズムに翻弄が際立っただけに、心に染みる
歌声にも聞こえた。信仰を語っての、この対立、各々の神は同じ一つの神であったはずではと。
そんな感じで私は年越しをまたいで、クリスマス・アルバムのストックを聴いています。
そんなんで、今季のヘビー・ローテーションはヘイリー・ロレン(Halie Loren)&マット・トレダー(Matt Treder、ピアノ)の『クリスマス・コレクション(Many Times, Many Ways: A Holiday Collection)』で継続中。