2012年3月24日土曜日

今月の眼差し

約1か月間のスポット仕事も最終週へ。まだ引っ越しも残っているのだが、そろって区切りの年度替わりに。このひと月はブラインド・ウィリー・ジョンソン(Blind Willie Johnson)に依存したものでした。なかなか、暖かさが上がって来ないけど。
そんなんで、映画も観に行けてない。ちょっと前進は、佐野眞一氏の著作、文庫版『甘粕正彦 乱心の嚝野』に眼差しをもどしたこと。甘粕正彦については、李香蘭とともに、真正面からとりあげた「日本映画」が未だかつてないというのは残念でもったいないこと。何故に?ベルナルド・ベルトルッチの「ラストエンペラー」(1987年)では坂本龍一が演じてた、、、あんまし、思い出せない。
明日も雪?、気合いで乗り切って、4月からはどんな感じ。どちらに流れていくやら。

2012年3月18日日曜日

CCRで春をこう

3月末期限、アパートの引き渡しに向け、やる気を出して、荷物運びを進める。水道の凍結も復旧、油断できないが、なんとかなりそうか。景気づけに運搬車中、カーステレオでクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival)をかける。荷物運んで、雪わりもしてよい感じだったが、午後から寒波、明日は冬に逆戻りだとか。やっとこさ、寒い冬をしのいだと思ったのだが。春の歩みも遅い。景気づけが必要である。
ちなみに、本日運んだメインは、亡き知人から引き継いだロック系のLPレコード千数百枚。本当は余裕をもって、分類・整理しながら運びたかったのだが。これも咀嚼していかねば。
流れ上、心の落ち着きどころもなく、とりあえず、日々のことをこなしていくことにフォーカスするよりない。

2012年3月11日日曜日

雪割り

やっと、雪割りのシーズンに。昨日はかなり陽が射したけど、今日は曇りがちでいまひとつ。もっと快調に雪割りしたかった。ボチボチやってきた引っ越し作業も、そろそろメドつけねば。そのためにも気温が欲しいなぁ。
コンピレーションCD3枚組で、シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe)の曲を認識する。「ディス・トレイン」と「アップ・アバブ・マイ・ヘッド、アイ・ヘア・ミュージック・イン・ジ・エア」。うーん、これも、いわゆるゴスペルイメージとは対極の、ポップな楽器編成による突き抜けたパフォーマンス。コンピで流し聞きでなく、この方にも向き合わねばと思う。
そう、ブラインド・ウィリー・ジョンソン(Blind Willie Johnson)、『黒人霊歌は生きている―歌詞で読むアメリカ』(2008年)でウェルズ恵子氏は「辻説教師」(jackleg preacher)として、その「生業」の実態を説明している。本邦の歴史を顧みて、聖(ひじり)、私度僧等を、あるいは瞽女(ごぜ)ら不具者に担われた門付けに代表される前近代の芸能を想起する。この対比も探究したいのだが、、、まずは、雪割りと引っ越し。

2012年3月10日土曜日

♪ダーク・ワズ・ザ・ナイト

ブラインド・ウィリー・ジョンソン(Blind Willie Johnson)のCDを聞き続け、もしやと思い出し、出版後まもなく読んでいたウェルズ恵子氏の『黒人霊歌は生きている―歌詞で読むアメリカ』(2008年)に、ブラインド・ウィリーの章立てを再発見する。「喪失の痛みを抱いて、ブルーズへ」の章で、ロバート・ジョンソン(Robert Johnson)と2分した論説が記されている。
「ゴスペルの父」トーマス・A・ドーシー(Thomas A. Dorsey)と同時代を生きた、ブラインド・ウィリー。ニグロ・スピリチュアルからゴスペルへの接続と昇華、その関連性と区分(?)に興味が増していただけに、ブラインド・ウィリーの立ち位置と独自性に誘引される。学識者ならではの知見からウェルズ氏は、示唆に富む解説と論考を提示してくれている。「B・W・ジョンソンの歌のほとんどが、オリジナル曲ではなく、一部がメソジスト派の讃美歌で、ほかの多くは当時のストリートシンガーたちも歌っていた民間聖歌だったようだ」との指摘には、もっと詳しく知りたいと思わざるを得ない気持ちもあるが。
ヴィム・ヴェンダース監督「ソウル・オブ・マン」(2003年)でも、「ダーク・ワズ・ザ・ナイト」が地球外知的生命体に向けたメッセージ楽曲の一つに選ばれて、その音源が宇宙に放たれた件が紹介されていたが、ウェルズ氏は、そのハミング歌唱の意味に言及している。元歌はあれども、自身が投影された唯一無二の歌詞世界が、パフォーマンスのベースとなっている。
「ソウル・オブ・マン」のサントラも聞いてきたが、ブラインド・ウィリーへの向き合い方が足りなかった。ウェルズ氏の論述の意味もやっと、少々分かってきた、このごろである。

2012年3月4日日曜日

春の支度とおさらいの1日に、

昨日、本日と寒気もどっているが陽射しの強さは日ましで、久々に仕事に就いたことと合わせ、春は気持ちよく迎えられそう。この間、ゴスペル続きだったので、きょうの休日もゴスペル中心でいくことに。カントリー系の穏やかな歌唱が、朝の陽射しにマッチしている。映画も見たいところだが、引っ越し作業を進めねば。春の支度と。
まあまあ、福音のおさらいの1日にしましょうか。
荷物運びのかたわら、並行してカーステレオでヴィム・ヴェンダース監督「ソウル・オブ・マン」(2003年)のサントラ。やっぱ、ルシンダ・ウィリアムス(Lucinda Williams)の「ハート・タイムス・キリング・フロア・ブルース」、ボニー・レイット(Bonnie Raitt)「デヴィル・ガット・マイ・ウーマン」はかなりよい。今週はスキップ・ジェイムス(Skip James)に入っていくか。

2012年3月1日木曜日

私の福音

昨日から新しい職場に出勤。20数年前暮らした札幌市東区の某地区で、懐かしさと目新しさ、思いのほか方向転換の意志に見合った(たぶん)モードで進んでいる感じか?ゴスペル志向の最中で、春直前での変わり目。通算、20年ほどの会社勤めからの転換としての道ではあるが、どう転んでいくことか。
ブランクが空いていたが今回の引っ越しを機に、亡き知人から引き継いだ音源集に、徐々に直で向き合おうという気に。その1枚、CD『クラプトン・クラシックス』にはブラインド・ウィリー・ジョンソン(Blind Willie Johnson)の「ジーザス・イズ・カミング・スーン」が、、、これも福音、私にとっても、、、かな。これって、この前の購入盤にはないようなー、たぶん。