2021年1月11日月曜日

「アメリカ万才」

長い中断を経て再開。トランプ大統領支持派による去る6日に米国・連邦議会議事堂への乱入・占拠が報じられた経過報道で思い起こしたのは、「古き良き映画」カテゴリーに入るのか、「スミス都へ行く」(1939)、「群衆」(1941)、あるいは「オペラハウス」(1936)などのフランク・キャプラ監督作品。政治家と政治屋、踊らされ揺れ動く人々、インターネットインフラではないもののメディアの増幅と、民主主義の意味の卑近な問いかけの構図は、ほぼ描かれている。 また、現在の感覚からは「良き」映画ではないかも知れないものの、ハーバート・ロス監督の「アメリカ万才」(1984)も同様の感。主演のゴールディ・ホーンが演じた、首都ワシントンのホステスのような市民の政治的な覚醒を期待したいところですが。