2016年9月4日日曜日

♪ハートエイクス・バイ・ザ・ナンバー

同居はしていない父親のお世話(介護)に通う道すがら、モチベーション維持に即してカーオーディオでヘビーローテーションする楽曲の一つである「ハートエイクス・バイ・ザ・ナンバー」。まさに
カントリー・ゴールド、わが国の昭和の歌謡曲に相応する。歌としては切ない話なんだろうけど、どうしてか、メロディーラインやパフォーマンスは陽気に傾いて、その妙なバランスのためか、自らの境遇に照らして応援歌と感じて、口ずさんでしまう。
マルチナ・マクブライドの『タイムレス』(2005)にはレイ・プライスをオリジナルとしているとあったが、カントリー・シーンのシンガー・ソング・ライターで大御所といえるハーラン・ハワードの代表作。マクブライドはドワイト・ヨーカムを、『ザ・リスト』(2009)のロザンヌ・キャッシュはエルヴィス・コステロをフューチャーした録音は、男女掛け合いのジョイント・パフォーマンスが楽しめる。ヨーカムのコーラスはセクシーに、コステロのギターはベタなメロディーラインであるからこそのカッコよい味わいが。