2012年4月28日土曜日

クラレンス・ファウンテン

シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe)の「ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ゼィー」にインスパイアされ、このしばらく、手持ちの音盤から同曲をはじめとする、ゴスペル&スピリチュアルのいくつかを集めて聞き比べをしていた。
雑誌の付録で残しておいたCDにクラレンス・ファウンテン(Clarence Fountain)の「ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ゼィー」が収録されていて、このR&Bアレンジとクラレンスのボーカルには圧倒されてしまった。サープを除く、ホワイト系のカントリー・ゴスペル歌唱と、おおよそ対照的。クラレンスはブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ(The Blind Boys of Alabama)のシンガーだが、このCDのクレジットではボーカル以外、ギター、ベース、ドラムスはアンノウンとなっていた。ゴスペルとは「演奏スタイルのジャンルではない」と気づかせられる、まさ、目からウロコの快演である。
巷間では大型連休の初日。今季いちばんの天候で、北海道の桜も連休中には開花しそう。

2012年4月22日日曜日

トレイン・ソング

やっとこさ、先週後半から天候も回復、車のタイヤを履きかえる気になった。
シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe)の4枚組購入時、店頭で目にとまった10枚組のコンピレーションアルバムを少しずつ聞き始める。テーマは「トレイン・ソング」。Aトレインはともかく、「ディス・トレイン」はサープのおはこらしく、妙なつながりで展開。鉄道放浪者を唄ったホーボー・ソングは、以前、ブログ内でメモしたが、ホーボーほか、レイルロード・ヒーロー、貨物列車にまつわる唄をジャンル横断的に200曲集めた仕様。大陸の広がりと開拓の歴史、米国ならではのコンセプトジャンルで、お気に入りのヒルビリー・ルーツ系も多いが、1枚目ではドリス・デイ(Doris Day)、グレン・ミラー(Glenn Miller)、アラン・ローマックス(Alan Lomax)等々、パフォーマーのバリエーションで楽しく聞ける。トータルでは、馴染のないミュージシャンが多く、また、勉強しつつ傾聴ということに。加えて、「この曲もトレイン・ソングだったのか」と教えられるものもあり、英詞、きちんと反芻しなくては、ですね。

◆追記◆
〈北国の帝王〉(2011/12/29)
♪ロック・アイランド・ライン、、、も、トレイン・ソング(2013/09/24)

2012年4月17日火曜日

Aトレイン

シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe)はデューク・エリントン(Duke Ellington)と共演していた!?映像も見てみたい。デューク・エリントンといえば、「テイク・ジ・Aトレイン」。桜の旅の途中、約2か月ぶりにスクリーンで森田芳光監督の遺作という「僕達急行 A列車で行こう」を観る。脚本も手がけた、森田語りは「釣りバカ日誌」の後継かと受け取れる、伝統的なサラリーマンもののプログラムピクチャー仕様で、力みがなく心地よい。鉄道マニアの生活、音響に凝ったつくりへの采配も、まさに職人技。
力みなさに、モチベーションが整い、薄らいでいた映画鑑賞も仕切り直したい気分に。

2012年4月13日金曜日

奈良の旅で♪ワイルドウッド・フラワー

桜の旅で訪れた、奈良は極めて寒い日だった。「入江泰吉」の名を冠した写真美術館が目的。東大寺の境内で育ち、戦後間もなく地元にもどり、かの地の仏教美術・文化に傾倒した入江泰吉氏、ちょうど東大寺をメーンにした展示が行われており、琴線に触れる。東大寺の四季もよし、仏像を写したものはモノクロでも、製作者の完成度に増して魂が宿っているかにみえる。
万葉の草花を、桜はヤマザクラを愛したという入江氏。館内を巡りつ「ワイルドウッド・フラワー」の旋律が沸き出した。あと、ヤマザクラとソメイヨシノ、見た目の違いと区分、認識が酸かったなぁー。

2012年4月12日木曜日

映画記念碑

あまりの寒さ続きで、待ちきれず関西に桜を見に出かけた。帰りがけ神戸のメリケンパークを散策中、「映画記念碑」なるものがあることを、たまたま知り、写真に収めたつもりになる。明治29年(1896年)の映画上陸を記念し淀川長治氏らが建立したような記述があったが、もどって調べてみると、どうやら記念碑は私の認識と異なり「のぞき窓」を模した近接(写真、手前の左奥)のアーキテクチャーだった。神戸市のホームページによると、この映画とはエジソン発のキネトスコープのこと。シネマトグラフも神戸上陸と思っていたが、それはもう少し後だったのかな。

2012年4月6日金曜日

シスター・ロゼッタ・サープ

シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe)が活躍したのは先の大戦前後くらいなのかな。ここ数か月離れられず、ついにCDショップで4枚組を入手、聞き流す。驚き。まさに、ルーツ・ミュージック。店頭ではゴスペルの棚にあるのだが、パフォーマンスはポップ感覚の懐と広がりがありブルーズ、ロック、ソウル、ジャズ等々への継続性が見て取れる。ギターパフォーマンスのオリジナリティもさることながら、ビリー・ホリディ調の歌唱にも考え込む。ビリーとほぼ同時代。この関係性、まだまだ探ってみたいことがある。本邦文献では、あんまし読んでいた記憶がないが。
ちょっと、桜を渇望するリアル旅に出て、しばし傾聴しつつ、いくつかの手がかり考えみることに。

2012年4月1日日曜日

4月もCCRから

昨日、本日と気温上がらず。しかしながら、庭の雪は日を追って領土縮小していく、春の気配。臨時仕事も昨日で一段落、引っ越しで運んできたガラクタをかたづけながら、モチベーションを整える。カーオーディオはあいかわらず、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival)。
まだまだ、やることあるので日一日、積み上げていかねば。映画と音楽がなかなかついて来ないし、、、