2013年5月20日月曜日

♪エンジェル・バンド

「オー・ブラザー!」を聴き直す(10日付)――の流れできて、以前から気にかけていたエミルウ・ハリス(Emmylou Harris)のアルバム『エンジェル・バンド』(1987年)を入手、音楽の質のよさに聴き入ってしまった。12曲中、表題と同名曲を含めスタンリー・ブラザーズが取り上げたであろう3曲は確認できたものの、クレジットはトラディショナル表記が多いゴスペル・コンセプトの選抜楽曲群で、地味さ加減がシックに響くサウンドが心地よい。
エミルウエモリー・ゴールディ・ジュニア(Emory Gordy, Jr.)の共同プロデュース。エミルウは、ソフィストケイト+インテリジェンス感あるカントリー・シンガーもしくはシンガー・ソング・ライターというのが、私に染みつたイメージであった。新進気鋭であったころのヴィンス・ギル(Vince Gill)らパフォーマーの面々による演奏・コラボレーションが極上で、カントリーサイドのアコースティック・アレンジなのだが、真にもって嫌味なく澄んで聴こえるのが、今にして新鮮に感じる。
収録曲中、最も歌われる機会が多いと思われるのは、おそらく「プレシャス・メモリーズ」か。シスター・ロゼッタ・サープ(Sister RosettaTharpe)も歌っていた。そういえば、アラン・ジャクソン(Alan Jackson)の『プレシャス・メモリーズ』(2005年)というゴスペル集、アルバムタイトルの楽曲が収録されてない?と気になっていた。どうやら、今年発売されたボリューム2に収めたようだ。
何はともあれ、まだまだじっくり聴くことに。家の庭の八重桜はまだ咲かないし。

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