2013年9月24日火曜日

♪ロック・アイランド・ライン、、、も、トレイン・ソング

大荒れのJR北海道。事故・不祥事の噴出は、コンプライアンス、ガンナンス、社内風土等々の掛け算の解と見えてくるが、かねて報道でいくつか語られてきたものの、民営化の光と影の実像?これほどまでの状態に至った経緯が明朗に言い当てられていないことと、正すには何を成すべきかが論じられていないことにストレスが募る昨今である。本道の鉄道輸送網は存続しえないのでは、という暗澹たる気分を引きずりつつ、米国にはトレイン・ソングをジャンルとして認識できるほど鉄道への関心と愛着があるな、と思い起こす。
『ジョニー・キャッシュ・ミュージック・フェスティバル2011』(2013/08/25)のところで記した、同DVD収載、ジョン・カーター・キャッシュ(John Carter Cash)が披露した曲の一つも、その典型といえる「ロック・アイランド・ライン」。フェスティバルの趣旨からして、もちろんジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)のレパートリーではあるが、トラディショナルとして原点に近いのはレッドベリー(Leadbelly)の録音だろう。
実は私自身これまで、鉄道の歌という意識では聴いてはいなくて、タイトルの掛詞イメージとその曲調か、ロックン・ロールの源流の一つ?といった思い込みが強かった。実際、最近のリンゴ・スター(Ringo Starr)をはじめロック・ミュージシャンのカバーも多いようだし。今回は少し探究してみて、イリノイ州内で19世紀半ばに開通したシカゴからロック・アイランドを結ぶ鉄道のことで、これによってミシシッピ川と接続し人と物の流れに画期をもたらしたのだという。

◆追記◆
レッドベリー発のトレイン・ソングなら、「ミッドナイト・スペシャル」もお馴染み。そう、ジョニー・キャッシュトレイン・ソングに縁の深い歌手だね。「ヘイ・ポーター」、「フォルサム・プリズン・ブルース」、「トレイン・オブ・ラブ」など自作に、今回の「ロック・アイランド・ライン」と「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」、「レック・オブ・ジ・オールド97」らのルーツ・ミュージック・クラッシクスも。旅、さすらい、流浪というコンセプトまで広げると、まだまだ。
ルーツ・ミュージック・クラッシクスということなら、鉄路建設人夫として「ジョン・ヘンリー」といった伝承歌、さらに、利用者としてのホーボー・ソングも同系のジャンルだね。

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