2012年10月23日火曜日

「最強のふたり」

東京国際映画祭発で、本邦でもヒット中という「最強のふたり」(エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督、2011仏)を拝見。それなりに楽しめたのは確かだが、この系統のコメディを見ると、わが国を顧みて、日本語表現の有様に閉塞を感じてしまった。
同じフランスのフランシス・ヴェベール監督作品なんかも相当のブラックかつシニカルな語り口、コメディの狂言回しに「障害者」が配置されるのは、ボビー&ピーター・ファレリー兄弟監督の常套。欧米スケールで、「最強のふたり」は、特段、奇をてらった演出ではなかったものの、特筆は介護人を演じたオマール・シーのネアカパワーによるブラッシュアップだな。
内向きの閉塞感、突き抜けるには、やっぱ洋画を観てマインドを上げていくのがよしか。


「最強のふたり」の評価メモ
【自己満足度】=★★★★☆
【お勧め度】=★★★★☆

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