2014年2月21日金曜日

ウィーバーズまで戻って、♪バリー・ミー

ピート・シーガー(Pete Seeger)追悼鑑賞シリーズで、ウィーバーズ(The Weavers)まで戻ってしまう。CD4枚組のシックス・クラシック・アルバムという廉価盤。『アット・カーネギー・ホール』(1957年)から始まっている。1枚目の20トラック分、これは以前ストックしていた別の廉価盤に断片的に収録されているなぁ。正直、十代に音楽を聴き始めたころ世代的なものなのか、ピーター、ポール&マリー(Peter Paul & Mary)は聴いていたけど、ウィーバーズには及ばなかったなぁ。PPMはモダン・フォークだけど、ロニー・ギルバート(Ronnie Gilbert)の紅バランスの妙などスタイルの原型はやっぱりウィーバーズ。でもウィーバーズの魅力は源流と言っていい楽曲群にあって味わいが違う。「シックスティーン・トンズ」って、マール・トラヴィス(Merle Travis)の炭鉱ソングか?
2枚目まで聴いてきて、カーター・ファミリー・クラシックスが2曲あったり。古色がゆかしい「アイ・ネバー・ウィル・マリー」「バリー・ミー」とクレジットされているのは「バリー・ミー・アンダー(ビニース)・ザ・ウィロー」だね。この曲、素直な歌詞の印象は陰だけど、パフォーマンスは意外と陽なものが多い気がする。例えば、ファミリー直系のアニタ・カーター(Anita Carter)版は邪気がなく爽やか。スタンリー・ブラザーズ(The Stanley Brothers)のはカーター・ファミリー版から派生したであろうブルーグラスならではの演奏スタイルに興味が引かれる。歌詞通りのサウンドを奏でているのは、ロザンヌ・キャッシュ(Rosanne Cash)かなと思う。これらの解釈の違い、意味合いはいかなるものか、、、ウィーバーズもしかり、陽を装うというバランスに意味を見い出せそう。
「バリー・ミー」の次のトラックに収録されているのは「オールモスト・ダン」、、、っつて、聴いたことあるなと考えて、ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の『アット・フォルサム・プリズン』レガシー・エディション盤(2008年リリース)に収載されていた監獄ソング「アイ・ガット・ストライプス」の元歌なのーぉ(?)と思い当たる。ウィーバーズ歌唱は1959年のアルバム『ジ・ウィーバーズ・アット・ホーム』から、調べてみるとジョニーも同年にシングル盤でリリースしていたことを知った。そうそう、ジョージ・ジョーンズ(George Jones)歌唱もよかったね(2013/08/25記)。
全編、じっくりと聴いていかねば。

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