2013年8月25日日曜日

『ジョニー・キャッシュ・ミュージック・フェスティバル2011』

よく行く店舗の陳列棚にあったのたは認識していて、このところの興味関心が高じてコレクションしてしまったDVD『The Johnny Cash Music Festival 2011』『We Walk The Line: A Celebration of the Music of Johnny Cash』ジョニー・キャッシュ生誕80周年記念で2012年に対し、こちらはその前年、ジョニー生誕の地、アーカンソーの州立大学でライブを収録、共通出演者はクリス・クリストファーソン(Kirs Kristofferson)くらいか?、テキサス・オースティン開催の後者に比べると、アーカンソーは出演者、サウンドともに地味な印象、観客も中高齢層が多いような、、、。直系チルドレンのロザンヌ・キャッシュ(Rosanne Cash)とジョン・カーター・キャッシュ(John Carter Cash)を両輪としたステージ・パフォーマンスが中心で、ジョニーの同胞(はらから)、トミー(Tommy)、ジョアンヌ(Joanne)の歌唱もあり、とりわけ血族縁者の絆の強さを思い知らされるところなどもテキサス・コンサートと対照的。ロザンヌは、前夫のロドニー・クロウェル(Rodney Crowell)に娘のチェルシー(Chelsea)を交え、「ゲット・リズム」で共演も。ちなみにコンサート・バンドのギターは、現夫のジョン・リベンサル(John Leventhal)であったり。
カーター・ファミリーから続くロイヤル系譜のアルバムを数多くプロデュースしてきた、ジョン・カーター・キャッシュの歌唱と演奏を聴けたのが収穫。コンサート・バンドのフィドラーで、「イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター」をジョンと掛け合い、「キープ・オン・ザ・サニーサイド」などを歌っているのが妻か。もうちょと、英語を聞き取らないと(輸入盤でブックレットなし)、、、妻ローラ(Laura)でありました。血族以外では、ダイレイ・アンド・ヴィンセント(Dailey & Vincent)というグループ、コーラス+ストリング・バンドで面白かったな。ゴスペル系の楽曲だったけど、娯楽性も高くて。
ちなみに、店頭にはなかったCD版の収録を調べてみると、ロザンヌを除と、ジョン・カーター・キャッシュなど血族パフォーマンスの多くは割愛されているよう?!?
エンディングは「エンジェル・バンド」で、コンサート・コンセプトと土地柄(?)をよく象徴している。これもリリースはテキサス・オースティンのセレブレーションとほぼ同時期、1年ほど前なので評価メモ付きで。

『The Johnny Cash Music Festival 2011』の評価メモ
【自己満足度】=★★★☆☆
【お勧め度】=★★☆☆☆
※DVDのみの評価。ちなみに、オープニングから3曲目、クリス・クリストファーソンの「ビッグ・リバー」はパッケージなどの表記が「クライ、クライ、クライ」となっているのはどうしたことか。間違える要素は推し量られるにしても、製作スタッフの若気か。調達価格はDVD+CD版の『We Walk The Line: A Celebration of the Music of Johnny Cash』とほぼ同じ。こちらもセット企画だったら値ごろ感があったかも。

◆追記◆
今年4月の逝去を思い起こすと(ジョージ・ジョーンズ逝く、2013/04/28)、ジョージ・ジョーンズ(George Jones)の2曲は、最晩年のパフォーマンスとして、誠に感慨深いもの。さすがにギターは弾いていなかった。見た目は、こうありたいと思うようなシルバー・グレーの老い方。かつての切れのよい歌声ではないものの、味わいは増している。「アイ・ガット・ストライプス」『Johnny Cash At Folsom Prison』収載の収監ソングであった。

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