2014年4月17日木曜日

〈アイム・ノット・ゼア〉

ボブ・ディランの日本ツアーを記念して、録画ストックからトッド・ヘインズ監督の「アイム・ノット・ゼア」(2007)を再見、六層六様のボブ・ディランとしてパロディ表現を含んだ伝記語り、封切り時にも観たのだが、それ以降も読み解きの素養としては蓄積が進んでおらず、ほととんど新たな発見と感慨はなかったというのが率直なところ。フェイクの関係者インタビューなんかを含めて、ケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、クリスチャン・ベイル、リチャード・ギアら豪華なキャスティングと彼・彼女ら(ジュリアン・ムーア、シャルロット・ゲンズブール、ミシェル・ウィリアムズも)の演技に面白みがあり、ディランの音楽は使われているが、やはり読解の焦点は描出されたその時代と人物像の諸相である。

◆追記◆
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」(2014/06/19~20)

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