2015年2月14日土曜日

♪ウォーター・イズ・ワイド

NHK連続レレビ小説の「花子とアン」から「マッサン」でもと、劇中で何だか同じような楽曲が使われているなぁはとは思っていたけど、最近まで意識をフォーカスしていなかった。そう、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド」という、ブリテン系のフォークであることを再認識する。この間のバラッド探訪で聴いていたコンピレーションCDにはジャック・ハラム(Jack Hallam)のパフォーマンスが収録されていた。その他はあったかなぁと、記憶を探ってはみるが、、、私だけでなく、確かに本邦ではこれまで、さして着目度の高くない曲であったかも。でも、そうか、ボブ・ディラン(Bob Dylan)やピート・シーガー(Pete Seegler)も歌っていたんだ。認識を変えねばである。
ウェブ上には、この曲の成り立ちについて色々と論考があり示唆を得て参考にはなる。スコットランド・ルーツという大筋はあるようだが、北米育ちなのか、またしても、歌詞や旋律の変遷があるような。しばし、いくつかバージョンにあたって整理してみたいものである。

◆追記◆
その後、やっぱりこれもディラン歌唱が気になって、ブートレッグ・シリーズVol.5『ザ・ローリング・サンダー・レヴュー』(2002年)も調達してしまう。商業的なアルバムという範疇からは異彩を放つ楽曲ではあるが、ローリング・サンダーのプロジェクト・コンセプトからすると相応しい楽曲であることがよく分かるパフォーマンスだった。ジョーン・バエズ(Joan Baez)とのジョイントでもあるし。バエズの持ち歌という流れで取り上げたのかな。
『ザ・ローリング・サンダー・レヴュー』のライブも聴き入るにつけ、アプローチが異なるパフォーマンスに満ちている。アルバム・タイトルには「ライブ 1975」との表記も。個人史としては1978年のディラン初来日記念、コンピレーション・アルバムの3枚組LP『傑作』が最も馴染んだディラン体験だけにサウンドとしては違和感なく。
名曲ぞろい。しばし、ヘビー・ローテンションしてライナーノーツに向かうことに。

0 件のコメント:

コメントを投稿