2015年2月6日金曜日

「ジミー、野を駆ける伝説」

当たりがないな、ちょっと遠ざかり気味だった映画鑑賞。やっぱり、ケン・ローチでしょ。アイルランドものは、いくつかあったが、この「ジミー、野を駆ける伝説」。1930年代、ジミー・グラルトンが働くことと暮らしの享受を語るスピーチは、ケン・ローチのメッセージそのものなのだろう。確かにその通りなだが、現実を顧みて、おそらくは素直に受け取れない思考の病弊が現代のわが邦に宿っているのではとの懸念もよぎる。アイルランドの歴史的・社会的背景の理解に必要な知識をそれほど多くは持ち合わせていないものの、一つのエスタブリッシュメント、コンサバティブの体現としてもカトリック教区神父の心境と態度の変容の兆しに、何かを感じる。
それはそれとして、象徴たるテーマ曲、これが「シューラルー」の正調??!この部分でも反芻して染みてしまう。関連楽曲、もうちょと探索、整理してみたい。

「ジミー、野を駆ける伝説」の評価メモ
【自己満足度】=★★★★☆
【お勧め度】=★★★★☆

◆過去のメモ◆
♪ジョニーは戦場に行った、なの?(2014/03/02)

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