2013年11月22日金曜日

ケニー・ロジャースの『クリスマス』

5枚目はケニー・ロジャース(Kenny Rogers)の『クリスマス』(1987年)。一聴の印象は、こんなにもケニーの歌声ってジェントルだった?!というもの。トラック数は10、決まりものに偏らず、例えばカントリー・ミュージックらしい「ケンタッキーのクリスマス」とかが入ってバランスよい感じ。前述の『ブラック・クリスマス』続きでは、「スウィート・リトル・ジーザス・ボーイ」が収載されていた。ちなみに、ロバート・マックギムジー(?)のクレジットがあり、このスピリチュアル探究で手がかりを得る。
あと、「オー・ホリー・ナイト」とか「ホエン・チャイルド・イズ・ボン」なんかよいよね。「オー、ホリー・ナイト」は19世紀中葉の仏国ルーツだそうで、『ジャズ詩大全』の村尾睦男氏によると、普仏戦争(1870年~)の戦場前線で「歌合戦」の皮切りとなったのを契機に「24時間の停戦」が実現された逸話があるとのこと。デジャヴ感が湧き上がってきて、そう「戦場のアリア」(クリスチャン・カリオン監督、2005)のプロットに重なっている。実話ベースの映画との触れ込みであったが、こちらは第一大戦中(1914年)なんだよね。繰り返す歴史に返す言葉はなく、、、ですな。
ケニー・ロジャース、昨シーズンはドリー・パートン(Dolly Parton)とのコラボ・アルバムを聴いていた。こちらも再履修しなくては。

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