2014年1月17日金曜日

♪1913年の大虐殺

コンピレーションCD『アメリカン・マーダー・バラッズ』の2枚では、今さらながら、「1913 マスエカー」が耳に留まる。旋律と曲調はボブ・ディラン(Bob Dylan)のファースト・アルバムに収載された「ウディに捧げる歌」のままといっていい。歌っているのは、ランブリング・ジャック・エリオット(Ramblin' Jack Elliot)。もっとも「1913 マスエカー」のオリジナルはウディ・ガスリー(Woody Guthrie)なので、ディランの録音については、その歌詞とともに、元歌のメロディを昇華して時事を語るに長けていたウディの手法を踏襲した創作という意味でも味わい深かった功績だと思う。
「1913 マスエカー」、これも日本人には縁遠い事件なんだろうな。マーダー・バラッドというよりはトピカル・ソングと受け取れるが、これまで日本語で解説されたものに巡りあった記憶がないような、、、ミシガン州の銅山労働者のストライキにまつわる事件らしいが、なかなか歌声からだけでは全体像と背景が分からない。気になってきた。

◆追記◆
ディラン、ファースト・アルバムの元歌対比集(2014/06/08)

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