2014年1月29日水曜日

ピート・シーガーを悼む日に、

昨日、ネット上で知ったのだけれど、本日朝刊にピート・シーガー(Pete Seeger)の訃報が掲載、94歳であったとのこと。実に、ピート・シーガーの足跡とパフォーマンスって知っているようで、ほんの一部しか見えていなかったと思う。記事中で紹介されている曲は、特に本邦においてはカバーバージョンがヒットして認知されているもの多いし。
ここのところのフォークとルーツソング探訪で見えてきた、アラン・ローマックス(Alan Lomax)のつながりとか、マイク(Mike)やペギー(Peggy)はじめ音楽一族の系譜、夫人が日系人という経緯といった辺りを、もう少し知ってみたい。訃報記事にはストレートには表現されていないけど(わが国の言論状況を反映しているのか)、ピートはレフトサイドの人生を実直(?)に歩んだ。そこのところ、米国とその音楽界ではどう受け取られているのか、また、気になるところだ。
ということで、本日からピート・シーガーの手持ちCDを聴いていくことに。コンピレーション版で『クリアウォーター・クラシックス』(1993年)、クリアウォーターはハドソン川か?、エコロジーの象徴・先駆けであったり。ライブのパフォーマンスよいね。
「漕げよマイケル」とか。子どものころから知っている歌で、何とはなしにニグロ・スピリチュアルだとも記憶しているが、いわゆるゴスペルとして歌われたものは聴いたことがないな。成り立ちが気になるところ。

◆追記◆
4日付の朝日新聞には、なぎら健壱氏の追悼文と投稿欄には読者の声が掲載されていた。確かに共鳴しつつ、やはり日本人には見えていなかったところの方が大きいのではとの思いが募る。追悼鑑賞はトリビュート盤CDへ、第1集『ホエア・ハブ・オール・ザ・フラワーズ・ザ・ゴーン ザ・ソングズ・オブ・ピート・シーガー』(1998年)。
これも今さらながら、このアルバムはタイトル通り、ピート・シーガーがつくった(作詞した)楽曲を軸に編まれている。参加ミュージシャンはそれぞれ持ち味のパフォーマンスをこなしているものの邦人にとっては縁遠い面々が多い。トラディショナル・クレジットのナンバーが少ない分、元歌(?)とパフォーマーへの理解を深めたいと思いつつ。

『トラディショナル・クリスマス・キャロルズ』(2014/01/31)
ザ・ソングズ・オブ・ピート・シーガーの続きで、(2014/02/15)
ウィーバーズまで戻って、♪バリー・ミー(2014/02/21)

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