2014年3月26日水曜日

♪ジェシー・ジェームズ

録画ストックから、ウォルター・ヒル監督の「ロング・ライダーズ」(1980)を観る。音楽はライ・クーダーでシブくてよい感じ。何とタイミングよく、というべきか、ピート・シーガーもよく歌っていたバラッドの「ジェシー・ジェームズ」ストーリーだった。西部劇によく出てくるビリー・ザ・キッドとかワイアット・アープ、ドク・ホリディと同様にジェシー・ジェームズは、一般の日本人とって、映画の中の(悪漢)ヒーロー・キャラクターとしては知っているものの、実在の人物像や史実に関する認識は薄くって、宮本武蔵とか清水次郎長みたいな位置にある。最近の映画で「ジェシー・ジェームズの暗殺」(アンドリュー・ドミニク監督、2007)もあったけど、こちらは出来栄えもあってか、バラッドとの関係その他、心に響いて残るものはなかったな。
「ロング・ ライダーズ」ではウォルター・ヒルらしさがにじむ映像と演出に満足。強盗団の構成に史実をなぞって、キーチ、キャロダイン、クエイドの3組の兄弟による8人を充てたキャスティングもフィットしていて面白かった。
エンディング、ブロードサイド・バラッドでありマーダー・バラッドの範疇ともいえるこのバラッドが流れるが、歌っているのはライ・クーダー?、ロールに表示はなかったなぁ。楽曲のバージョンはピート・シーガーなんかが歌っている系統だと思うけど、そういえば、ウディ・ガスリーのって、別な楽曲に聞こえるけど、どうなんだろう、、、いくつか探ってみて、レッドベリーが歌っているのはタイトルが違っているね。「ホエン・ザ・ボーイズ・ワー・アウト・ザ・ウエスタン・プレーンズ」
バージョンの吟味と、ジェシー・ジェームズものの映画の視聴歴も見直してみなければと、たくさん課題ができてしまった。

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