2014年3月8日土曜日

この春はローズ・マドックスで、

廉価盤のCD4枚組シリーズでマドックス・ブラザース・アンド・ローズ(Maddox Brothers & Rose)を見つけてしまう。これはおお買い得だね。後半の2枚はローズ・マドックスのソロ・クレジット4枚を収載、これまで入手できていなかった『シングズ・ブルーグラス』(1962年)も入っていて嬉しい限り。「コットン・フィールズ」も歌っていたんだね。レッドベリー(Leadbelly)に近いサウンド解釈かな。
このファミリー・バンド、ヒルビリーからカントリー・ミュージックの王道を体現した明朗な大衆音楽なんだけど、ローズのボーカルには妙に引かれる。ガール・ネクスト・ドア的な親しみやすさと明るさに、ちょっと縮れた感じの声質あるいは生活の柄からにじむものなのか、心に響く(日本人が好きそうな)哀愁が潜んでいる。私にとっては元気が出る歌声。
一気に4枚聴いてしまう。3枚目にはローズ『グローリー・バウンド・トレイン』(1960年)ってアルバムもあるしゴスペル多いね。「グレート・スペックルド・バード(大きなまだらの鳥)」は初めて聴いた収穫、もちろん、「ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン」も。朗々と歌詞を歌うのが味わいかな。

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