2013年4月15日月曜日

「コズモポリス」

デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作という事前情報だけで、出かけて観てきた「コズモポリス」。近年の活劇作家としての作品品質に信頼、期待していた分、モチベーションとミスマッチな結果に終始してしまった。現代作家の原作ものだそうで、金融に特化した資本主義の権化・主人公の有り体と彼が生きる近未来らしい世界観の描出は想像の範囲で、何ら映画的魅力を感じない。アイロニカル口調だとするなら、その立脚点はどこ?おそらく原作の妙は、形而上学を模した会話と、そのズレ方にあるのだろう。ネイティブではないので堪能できず。
ジュリエット・ビノシュ、サマンサ・モートン、ポール・ジアマッティ、、、キャストは必要十分だが、見どころを挙げるに乏しい。ここのところハズレ続きか。

「コズモポリス」の評価メモ
【自己満足度】=★★☆☆☆
【お勧め度】=★☆☆☆☆


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