2013年10月22日火曜日

ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズに耳を傾ける

これまでまとめて聴いていなかったニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ(The New Lost City Ramblers)。アルバムCD『OLD TIME MUSIC』が入手できたので、流し始める。ニューポート・フォーク・フェスティバル、1963~1965年からの編集盤で、ジャケット表面にはないけど裏面には「& FRIENDS」の記載があって、31トラック中、メイベル・カーター(Maybelle Cater)が5トラック、カズン・エミー(Cousin Emmy)が9トラック、あと、フィドラーのエック・ロバートソン(Eck Robertson)、バンジョー弾き語りのロスコー・ホーコム(Roscoe Holcomb)ら、共演または客演者パフォーマンスが多く収められているのが特色といえる。都会のオールド・タイム信奉者と生粋のバナキュラー・パフォーマーのジョイントといった、フォーク・リバイバルの感触が伝わってきて、なるほどとうなずく。ホスト=ゲストの構成、ライブとしてもアルバムとしても妙である。
そういえば、カズン・エミーって、30~40年代か、若い時の随分とハジけた表情が強烈なインパクトを放つレコード・ジャケットがあったね。パフォーマンスも豪放系。
複数の楽器を奏でるのがニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのパフォーマー個々の特徴といえると思うけど、オリジナル・メンバーからトム・ペイリー(Tom Paley)が抜けて、トレイシー・シュワルツ(Tracy Schwartz)に代わっているというのも、よく聴いてみたいところ。オールド・タイムの御大たちのシブめの演奏と好バランスというか、マイク・シーガー(Mike Seeger)の、お兄ちゃん然としたボーカルと語り口に親しみを感じてきた。

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