2012年7月17日火曜日

〈ウィー・ワー・ソルジャーズ〉

ランドール・ウォレス監督による2002年の米国映画。邦題は「ワンス・アンド・フォーエバー」で、かつてTV放映で観て、コンテンポラリー・カントリーっぽい挿入曲が気になって、サントラ盤を探してみたが廃盤、最近やっとのことセコハンで入手、思ったよりも出来のよいコンピレーション・アルバムで満足しているものの、ちょっと複雑な気持ちにもなった。
これは「オリジナル・サウンドトラック」盤だろうか?
という疑問。14曲(トラック)収録されているが、劇中で使用されているのは2曲のみ?、エンドロールで流れているもののほか、フィルムには収録されず、キャンペーンソング、イメージソングの位置付け?の楽曲による編集盤。サントラは、別にスコア盤も発売されていたことも合わせて考えるに、ハリウッド映画ビジネスならではの仕掛けかと。「オリジナル・サウンドトラック」というラベルは日本風なのだろうが。
パフォーマーはジョニー・キャッシュデイヴ・マシューズ(Johnny Cash & Dave Matthews)による「フォー・ユー」に始まり、キャロリン・ドーン・ジョンソン(Carolyn Dawn Johnson)、メアリー・チェイピン・カーペンター(Mary Chapin Carpenter)、モンゴメリー・ジェントリー(Montgomery Gentry)、ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts)らで、ライナーノーツによると、基本、この映画を見て書き下ろした楽曲であるという。何にせよ、それぞれの楽曲の質は高い。今後は、歌詞の方も読み砕いていくことに。
映画の方は、この時点でのベトナム戦争を総括すべき視点の提示。メル・ギブソン主演だけに、パワー・ゲームかとの予断が裏切られた点では良心的。而して、こうした戦争もの、正直、日本人ではある私は、米国人の立ち位置では観ることができないなぁと最近は思うようになってきた。

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