2012年9月2日日曜日

ロック古典

2月の引っ越しを契機に、ロック好きの友人遺産として継承したCDから再度発掘し、『クラプトン・クラシックス』(1991年)、『ローリング・ストーン・クラシックス』(1987年)を、聴き直す。もともと、ロックはそれ程といった距離感があったものの、ビートルズ、ストーンズは第2世代的に後追いながら、好みの音楽として親しんできた。そこでのインパクトがまた、アメリカン・ルーツ・ミュージックへの傾倒に導いてくれたのだが。振り返ってみて、本邦ではミュージシャンのルーツ探究コンピレーション・アルバムとしては、このストーンズ辺りが走りであったか。
ストーンズをよく聞いていた当時、「ブラック・ミュージックがルーツ」などといった言い方もあり、クラプトン盤ともに、発行元の意向か、確かにブルースおよびR&Bが中心、共通するミュージシャンも多い編集になっている。ライナーノーツの小出斉氏も共通。この分野では碩学を極めている小出氏、ストーンズ盤の「ブルース/ソウル/R&B」の元歌録音リスト(当時)提供に歓心。そうでした氏監修の書籍『ロックがカヴァーしたブルース・スタンダード100曲』(2010年)は、辞書に頼るがごとくお世話になっておりました。
私の最近の傾向からの1曲は、クラプトン盤、ステイプル・シンガーズ(The Staple Singers)の「スウィング・ロウ・スウィート・チャリオット」。あと、ビートルズ、ストーンズって、カントリー、ロカビリーも好きだよなぁとよぎりつつ、その系統のコンピレーション盤はないものかと。

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