2012年9月8日土曜日

「テイク・ディス・ワルツ」

「マリリン 7日間の恋」(サイモン・カーティス監督、2001)に次いで、今年2本目のミシェル・ウィリアムズ。ほどほどな肉付きの小柄で、日本人好きする童顔、生活感がにじむ若妻の日常小世界を演じた本作「テイク・ディス・ワルツ」(2011)、は、前作品とはまた異なるミシェルを堪能できた。ミシェルのファンなら、お買い得、邪気のないエロス(?)で満悦感に浸れる。2005年に出産、2008年には突然のヒース・レジャーの死と、節目を超えてきたミシェル。よい仕事しているなぁと思う。
さて、映画のできは、というと、悪くははないが、想像力を刺激する曖昧さを提示しつつ昇華がない。而して、ミシェルとほぼ同世代、カナダのサラ・ポーリー監督、女性の視点と感性ならでは意志のある世界の描出とコラボレーションは、及第と納得できる。

「テイク・ディス・ワルツ」の評価メモ
【自己満足度】=★★★★☆
【お勧め度】=★★★☆☆

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