2012年11月27日火曜日

フォーク・リバイバル

CDショップ、店頭のワゴンセール、輸入もの1,000円盤セールから、ニューポート・フォーク・フェスティバルから拾った1960年、1959年の各3枚セットを聴き流す。ブルースやブルーグラスのパーフォーマーも出演、日本風の「フォーク」とは異なるコンセプトと見受けられれる。
前史の労はあったにしても、1959年スタートのニューポート・フォーク・フェスによって、フォーク・リバイバルはムーブメントに拍車がかかったのかなと思いを巡らしつつ、、、。而して、この「フォーク・リバイバル」というコンセプト、わが国でも同様の動きがあったにも関わらず、普及・浸透していないなぁと惜しい気持ちも。同系の畑から、マスを対象にした流行歌の創作といったシンガー・ソング・ライターの活躍で、音楽産業が膨張していった時流を経て、現在はデジタル複製技術の進化と著作権といった新たな潮目で、音楽のCD媒体が主役を落ちる日が秒読み段階であるように思われるし、複雑な音楽鑑賞ごころ。
繰り返しになるが、同時期のムーブメント中心人物の一人、ピート・シーガー(Pete Seeger)と異母弟妹、マイク(Mike)、ペギー(Peggy)の活躍が味わえて、都会人・インインテリゲンチャによるアプローチとしての「リバイバル」の意味合いに関心。マイクのニューー・ロスト・シティ・ランブラーズ(The New Lost City Ramblers)もよい味わい、ヒルビリー・ブルース調。ピート家はまさにフォーク・リバイバルのロイヤル・ファミリーか!
さて、戦前、ピートが父チャールズと同業が縁で助手をしていたという、フィールド楽曲取集の研究家・ローマックス(Lomax)父子の『American Ballads and Folk Songs』に着手。「フランキーとジョニー」も、「黒人の悪人」の章立てで「Frankie and Albert」として収録されてる。前ふりの注では派生バージョン300との記載も。ゴスペルで課題だったホワイト、ブラックの系統も、この時代、「ホワイト・スピリチュアル」、「ニグロ・スピリチュアル」の章区分に。さて、どういうことでありましょうか。
本日は初冬の嵐、まだ、冬支度終わってないのに、、、

◆追記◆
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