2013年5月11日土曜日

♪大きなまだらの鳥

旅程その2、カーター・ファミリー「アイム・シンキング・トゥナイト・オブ・マイ・ブルー・アイズ」を録音したのは1929年、ロイ・エイカフのデビュー録音である「ザ・グレート・スペックルド・バード」は1936年で、同じ旋律によるこれら楽曲の歌詞、前者は世俗、後者は旧約聖書にインスパイアされたゴスペルであることと、その後のカントリー・ミュージックへの波及にあらためて驚く。メロディの印象は必ずしも讃美歌には聞こえない。英国古謡らしいが現在の学習状況では、そこまで。
世俗版の「ブルー・アイズ」ジーン・オートリーモンタナ・スリムなど多くのカバーがあるほか、替え歌版でハンク・トンプソン作という「ザ・ワイルド・サイド・オブ・ライフ」があり、それに対する女性からの返歌として「イット・ワズント・ゴッド・フー・メイド・ホンキー・トンク・エンジェルズ」がある。そして、「ホンキー・トンク・エンジェルズ」は、何とあのキティ・ウェルズを初代「クィーン・オブ・カントリー」に導いた楽曲だったとは。ロイ・エイカフも「キング・オブ・カントリー」であるし。
「ザ・ワイルド・サイド・オブ・ライフ」のオリジナルは記憶になかったが、ウィリー・ネルソンレオン・ラッセルのコラボレーション・アルバム『One For  The Rord』にあったので堪能してしまう。

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