2013年8月10日土曜日

『セレブレイション・オブ・ザ・ミュージック・オブ・ジョニー・キャッシュ』

『We Walk The Line: A Celebration of the Music of Johnny Cash』、存在は知っていたけど、正直、参加タレントは私にとって半分以上が、ここまで無縁ということで逡巡していたものの、ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)のトリビュート続きで、マイ・ライブラリー3枚目としてゲット。テキサス州オースティンでジョニー生誕80周年記念のコンサート、たとえば前掲『キンドリッド・スピリッツ ア・トリビュート・トゥ・ザ・ソングス・オブ・ジョニー・キャッシュ』(2002年)のマーティ・スチュアート(Marty Stuart)プロデュースなどとは若干趣きが異なり、ロックあるいはオールタナティブ色が基調かな、サザン、テキサスっぽくもあり。ハリウッド・セレブのマシュー・マコノヒー(Matthew McConaughey)がMCだし、ロニー・ダン(Ronnie Dunn)はじめ、テキサスゆかり演者が多いのかな。
コンサート・バンドでベースを弾いいるのが、音楽監督のドン・ワズ(Don Was)ですか。プロデューサーとしては、なかなかの大物のよう。
やはり、テキサス出身と記憶していたクリス・クリストファーソン(Kirs Kristofferson)、ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)の両御大に、シェリル・クロウ(Sheryl Crow)、ルシンダ・ウィリアムス(Lucinda Williams)ら、ルーツ・ミュージック・トリビュートの常連の好演はあるものの、やはり印象強いのはブランディ・カリレ(Brandi Carlile)の「フォルサム・プリズン・ブルース」に始まる、コンテンポラリーの若いミュージシャンたちが魅力。シェリル・クロウとは、ほぼ同世代なんで、40代くらいまでが私にとって若い世代の範疇。
「ジャクソン」はキャロライナ・チョコレート・ドロップス(Carolina Chocolate Drops)というストリング・バンドのパフォーマンス、なるほどオールド・タイムは息づいている、やってるじゃん!ってな具合で、若手かつ多様なフィルードから集ったミュージシャンを聴けたのが、何より面白かった。そう、「ハイウェイマン」は、クリスウィリーウェイロン・ジェニングス(Waylon Jennings)の子息・シューター(Shooter)とジェイミー・ジョンソン(Jamey Jonhson)の30代コンビのとりあわせ。シューターと「コカイン・ブルース」歌っていたエミー・ネルソン(Amy Nelson)って、ウィリーの娘か???といた話題もあったりして。エミーのへたうま歌唱にクセになりそうな妙な魅力も。
そう、聴けたっていうか、ライブ・アルバムっていうか、コンサート・ライブ収録DVD(関係者インタビューにマシュー・マコノヒーの歌などボーナス・トラックも興味深い)にCDが付いているという、超お買い得盤。これで2,400円少々で、よいのって感じ。
リリースはちょうど1年前だったらしいので評価メモ付きにて。

『We Walk The Line: A Celebration of the Music of Johnny Cash』の評価メモ
【自己満足度】=★★★★☆
【お勧め度】=★★★☆☆
※「DVD+CD」のあわせ評価として

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