2013年8月7日水曜日

『キンドリッド・スピリッツ』

ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)のトリビュート・アルバムは結構な数が出ているようだが、マイ・ライブラリーでは2枚目として、『キンドリッド・スピリッツ ア・トリビュート・トゥ・ザ・ソングス・オブ・ジョニー・キャッシュ』(2002年)を入手できた。マーティ・スチュアート(Marty Stuart)プロデュースで参加ミュージシャンとアレンジが,、KINDREDのコンセプトをよく体現しているハイ・グレードなパフォーマンスで気に入ってしまった。文字通り血脈、ロザンヌ・キャッシュ(Rosanne Cash)の「アイ・スティル・ミス・サムワン」が聴きたいのが第一であったのだが。これは予想にたがわぬ好演、しかもヴィンス・ギル(Vince Gill)、ザ・ホワイツのシェリル(Cheryl)のボーカル・サポート付きといった贅沢な仕様で、、、、などなの14トラック。
同様にキンドリッドの深みからジャネット・カーター(Janette Carter)の「ミート・ミー・イン・ヘブン」、これもギターはアール・スクラッグス(Earl Scruggs)といった具合。ハンク・ウィリアムス・ジュニア(Hank Williams,Jr.)の「ビッグ・リバー」もよいね。リトル・リチャード(Little Richard)が出てきたのは意外か。
ちなみに以前から愛聴していたのは1999年、ニューヨーク、ハーマスタイン・ボールルームのライブ録音盤。ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「トレイン・オブ・ラブ」、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の「ギブ・マイ・ラブ・トゥ・ローズ」、さらに、メアリー・チェイピン・カーペンター(Mary Chapin Carpenter)、シェリル・クロウ(Sheryl Crow)、エミルウ・ハリス(Emmyiou Harris)のコラボで「フレシュ・アンド・ブラッド」は、その時の同タイトルで再録、これって、結構めずらしいケースでは。それぞれ板についたパフォーマンスだが、とりわけ、繰り返し聴くことで味わいが増す「フレシュ・アンド・ブラッド」。ジョニーのオリジナルは、どんなんだったと、ふと、思い直す。
あと、ドワイト・ヨーカム(Dwright Yoakam)は、いかにもの、らしい、現代日本風にいうところのヤンキーなパフォーマンスで「アンダースタンド・ユア・マン」。『プラチナ・コレクション』(2006年)でも、「リング・オブ・ファイアー」、「ホーム・オブ・ザ・ブルース」とジョニーゆかりが2曲あったな。それに、スタンダードの共通項「オー、ロンサム・ミー」とか、なるほどキンドリッド。

◆追記◆
そうか、マーティ・スチュアートキャッシュの3番目の娘・シンディ(Cindy)と結婚していたことがあったね。子どもはいないそうですが。

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