2013年9月12日木曜日

♪フレッシュ・アンド・ブラッド~アイ・ウォーク・ザ・ライン

ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)のトリビュート企画で、1999年のニューヨーク、ハーマスタイン・ボールルームでのライブをアルバム『キンドリッド・スピリッツ』(2002年)ではスタジオで再現した、メアリー・チェイピン・カーペンター(Mary Chapin Carpenter)、シェリル・クロウ(Sheryl Crow)、エミルウ・ハリス(Emmyiou Harris)+マーティ・スチュアート(Marty Stuart)のコラボ・パフォーマンス「フレシュ・アンド・ブラッド」、だんだん気に入ってきて、出自を調べてみると、何と、ジョニー・キャッシュがジョン・フランケンハイマー監督の映画「アイ・ウォーク・ザ・ライン」(1971)用にに書き下ろした挿入歌だった。この映画、ジョニーのヒット曲「アイ・ウォーク・ザ・ライン」(1956年)をモーチフにグレゴリー・ペックが主演した西部劇らしいが、調べた範囲では本邦未公開。作家性があるので、わが国にもファンが多いと思われるフランケンハイマー、公開遅れや未公開作品多いよね。グレゴリー・ペックだし、この作品も観てみたい。
そう、「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」でも、数えはしなかったけど相当のフランケンハイマー作品が引用されていたね。
ジョニー・キャッシュのトリビュートでは、最も大きなインパクトがあったと思われるジェームズ・マンゴールド監督の映画「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」( 2005)のフォローとしてか、1969~1971年の2年弱、ABCネットワークで放映された音源を基に日本版も発売されたCD『ベスト・オブ・ジョニー・キャッシュTVショー』(2007年)。宇田和弘氏のライナー・ノーツによると、同盤収載のTVライブ「フレッシュ・アンド・ブラッド(邦題:生きる者)」はレコーディング前にして、初演であろうという。

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