2014年7月8日火曜日

T=ボーン・バーネットつながり

ボブ・ディラン(Bob Dylan)のルーツ・ミュージックと初期の楽曲パフォーマンスに思いのほか、のめり込んでしまい、、、渉猟しているうちに、1970年代半ばの特異なツアー「ローリング・サンダー・レヴュー」への随行はT=ボーン・バーネット(T-Bone Burnett)の初期のキャリアになっていることに気づく。なるほど、なるほど。残念なことに「ローリング・サンダー・レヴュー」のライブ音盤化は手元にストックしていなかった。
あと、このツアーは言われるように1975年が米国の建国200年である節目に際して、ミンストレル風の興業っていうモチーフがディランにはあったんだろうな。ここは日本人感覚では及びづらいところ。ディランはミンストレルをどうとらえていたかとか、なかなか興味は尽きない。
T=ボーン・バーネットの映画音楽での仕事、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」(2014/06/19)〈コールド・マウンテン〉も聴いてみる(2013/10/25)「オー・ブラザー!」を聴き直す(2013/05/10)〈クレイジー・ハート〉(2012/06/10)――で言及していた。
そのほかでも、「アメリカ、家族のいる風景」(ヴィム・ヴェンダース監督、2005)、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 」(ジェームズ・マンゴールド監督、2005)の音楽プロデュースと作曲で、とてもよい仕事をしている。調べてみると、「ハンガー・ゲーム」 (ゲイリー・ロス監督、2012) ではエグゼクティブ音楽プロデューサーであった。こっちも観ているけど音楽の印象が思い出せない。ちなみに、「コールドマウンテン」(アンソニー・ミンゲラ監督、2004)ではサウンドトラックのプロデューサー?だったか。映画音楽の作者が別のクレジットでもサントラ系、エグゼクティブ音楽プロデューサーでの業績はまだまだありそう。この辺りの再リサーチしてみるか。

◆追記◆
T=ボーン・バーネットは、マーティン・スコセッシ総指揮によるブルース・プロジェクトの連作映画の一つ「ソウル・オブ・マン」(ヴィム・ヴェンダース監督、2003)ではミュージシャンとして出演し、J・B・ルノアー(J. B. Lenoir)の「ドント・ドッグ・ユア・ウーマン」を演奏していた。それにしてもアルバム、音盤のプロデューサーとしてのキャリアは傑出しているなぁ。ギリアン・ウェルチ(Gillian Welch)からエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)、カントリー、ブルーグラスやブルース界の御大たち等々と、確かに嗜好がフィットする。
リサーチして分かったのでは、矢野顕子やディランの子息も手がけていたとは。
さらに、
「貧者ラザロ」で、たどってみる(2014/11/26)

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