2011年11月28日月曜日

讃美歌をうたうロックバンド

本日は好天。陽気に12月を過ごそうというなら、シカゴ(Chicago)のクリスマスアルバム『シカゴ25』(1998年)に限る。14の収録曲中、書下ろしもあるが、大半はトラッドもしくはオルードスタンダードといえる人口に膾炙した楽曲が占める。ブラス・ロックバンドであるにもかかわらず(ならではの?)ボーカルが光るアレンジで、つられて歌いたくなるパフォーマンスが特徴。讃美歌の「ゴッド・レスト・イェ・メリー、ジェントルメン」、「オー・カム・オール・イェ・フェイスフル(アデステ・フィデレス)」など、300~400年の歴史を持つ古謡にはとりわけ、その息の長さの意味も合わせて感慨を覚える。
ロックミュージシャンはオリジナル志向が強いせいか、クリスマススタンダード企画が相対的に少ないよう。シカゴは「ウィンター・ワンダーランド」、「スレイ・ライド」など新たな録音を加え再編集した20曲盤も発表(2009年くらい?)、他ジャンルとの聴き比べも楽しい。

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