2011年12月8日木曜日

やっぱり、ドリス・デイ

東京で暮らしたのは、1980年代の終わりから8年くらいであったか。当時、やはりこのシーズン、街角でクリスマス・ソングとりわけドリス・デイ(Doris Dayの歌声が聞こえてくると、孤独?郷愁?、「仕事は○日までにメドをつけないと」、「今年もどうにか1年過ごせそう」など、何とも言われぬ複雑な感慨が湧いてきたものだ。「シルバー・ベルズ」、この歌詞は日本における都会の師走のせせこましさとも重なり、速足がかりで年末年始休暇を前に浮つき加減の人波と、その時の余裕を欠いていた自分の心情が対比される。陽な人柄がにじみ出た暖かでスローな歌いっぷりが基本、やっぱり、クリスマス季にはドリスを聞きたくなる。

0 件のコメント:

コメントを投稿