2011年12月7日水曜日

♪リング・オブ・ファイアー

CD『A Tribute To Johnny Cash』「リング・オブ・ファイアー」は、ジューン・カーター・キャッシュ(June Carter Cash)のソロとして収録。ジューン自身が創作に携わったラブソングで、映画「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」では、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)の情感を込めたパフォーマンスが印象深かかった。ジューンメイベル・カーター(Maybelle Carter)が産んだ3姉妹の次女だが、3女のアニタ・カーター(Anita Carter)のバージョンに、これも偶然にも遭遇、その歌唱に涙してしまった。アニタのソロの録音って手元になかったのだけど、その清廉な歌声によるアコースティクな演奏は讃美歌であるかのよう、敬虔さが漂う。カントリーのシングル盤を集めたCDの1曲で、アニタの発売は1962年とあった。アニタの歌唱、もっと聴きたい。

◆追記◆
ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の評伝本『Johnny Cash : The Biography』(著作・Michael Streissguth氏)を読みながら(フォルサムからクレセント・シティにもどる、2014/08/07)、そうか、「リング・オブ・ファイアー」の録音・リリースはジョニー・キャッシュよりもアニタの方が早かったんだと、あらてめて。キャッシュ版はマリアッチ風のホーン・セッションとコラース入りアレンジが印象的で、アニタ版とは見事に対照をなしている。(2014/08/15)

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